特別展 戸嶋靖昌 展 ―縄文の焔と闇―

―――― 縄文の焔と闇から生まれた画家

戸嶋靖昌の体内には熱情の血が渦巻いていた。
その表出に命を燃やした戸嶋の闘いは果てしなく、縄文文化が潜む秋田から東京へ、そしてケルト文化を色濃く遺すスペインの地へと及ぶ。
秋田を祖とする画家・戸嶋の稀有な魂は如何に育まれたのか――。
その問いに答える展覧会が、2020年秋、秋田県立美術館で開催される。

特別展 戸嶋靖昌
――縄文の焔と闇――

会  期
2020年10月24日(土)〜 2021年1月10日(日)
※本展覧会は会期が終了しております。
休館予定
2020年12月31日(木)〜 2021年1月2日(土)
※最新の休館予定は秋田県立美術館のホームページをご確認ください。
秋田県立美術館
〒010-0001
秋田県秋田市中通一丁目4-2JR秋田駅から徒歩10分
[エリアなかいち]内
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秋田県鷹巣町(現北秋田市)を父祖の地とする戸嶋靖昌(1934―2006)は、1958年に武蔵野美術大学を卒業し、1974年から2000年まで、スペインを制作活動の拠点とした。人間存在そのものを燃焼させた焔のような作品を生み出す戸嶋の内奥には、その血脈に潜む反骨の精神と、縄文時代の生命力を秘めた秋田の風土があった。
日本の基層文化である縄文文化とスペインに残存するケルト文化とが、戸嶋のなかで共鳴していたのである。本展は、国内で初めての戸嶋の回顧展。秋田県立美術館にて、初公開の150号以上の大型作品を含む油彩画、戸嶋の撮影した写真や遺品など、約200点の作品・資料の展観により、その画業の全貌を明らかにし、孤高の人物像を浮き彫りにする。

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