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What's New お知らせ詳細

2024.12.13

2025年1月中旬より随時発売予定:三島由紀夫生誕百年記念出版、執行草舟著『永遠の三島由紀夫』が実業之日本社より刊行予定/三島由紀夫生誕百年記念の集い

 この度、実業之日本社より、『永遠の三島由紀夫』と題し、三島生誕百周年を記念して、三島最晩年の四年間に交流のあった執行草舟の書下ろしによる文学論エッセイが刊行されます。いままでの執行の著作においても、三島由紀夫との交流は断片的な形で紹介されてきましたが、この度、生誕百周年を記念し、五十五年以上前に三島と執行の間で交わした文学論の全貌を纏めた決定本となります。三島最晩年の証言としても新たな内容が明らかとなり、また、三島文学とその生き方、死に隠された大いなる神話的、文明的な意味が、直接文学論を交わした執行草舟によって紐解かれます。

 三島自決より半世紀以上過ぎたいま、三島の予言とおり日本も、世界も、人類全体におよぶ危機的な状況に面しています。三島文学を考察することで、これからの文明を生き抜くための十字架をわれわれ一人ひとりも背負わねばならないことを、改めて問われる内容となっています。

 執行草舟による『永遠の三島由紀夫』のご紹介YouTubeはこちら

 作家・筑波大学名誉教授の竹本忠雄氏による特別寄稿「夏日烈烈」ならびに文芸批評家・富岡幸一郎氏による解題「救済の終末論へ」を完備し、装丁界の第一人者、故・菊地信義氏の直弟子である水戸部功氏のデザインによる、唯一無二の、三島美学と魂の貫通した装丁でお届けします。2025年1月14日以降、随時発売開始予定。(¥2,530(税込予価) ISBN:978-4-408-65121-7、450ページ)

「本書は二つの至純の魂の対話記録であり、またここから展開される文学論である」

――特別寄稿「夏日烈烈」より 竹本忠雄

「幾多の三島由紀夫論を私も読んできたが、このように感動と戦慄をもって読んだ本は初めてである」

――解題「救済の終末論へ」より 富岡幸一郎

序章:忘れ得ぬ日々
第一章:不条理への渇望──救済の形而上学
第二章:スサノヲの現成──神話の地上的展開
第三章:ギリシャ的晴朗──自由への渇望
第四章:アポロンの巫女──月の沙漠
第五章:憧れに死す──生と死の狭間で
第六章:恋闕の詩情──王陽明逍遥
第七章:反文学への道──虚無の創造
第八章:人類の終末──文学における終末論
終章:その最後の言葉

特別寄稿 「夏日烈烈」 竹本忠雄
解題 「救済の終末論へ」 富岡幸一郎

巻末資料、注釈、参考文献、索引も完備した、三島由紀夫最晩年の証言を辿る、決定的な一冊です。

「ここには一人の作家と、一人の青年との赤裸々な魂の交感が溢れている。それは文学が生み出した激烈な時間と言えよう。また『葉隠』が生み出した清冽な時間だったとも言えるだろう。記憶の聖域によって濾過された「青春」の「対話」が、いまこの世に甦ってきたのである。」

――― 執行草舟『永遠の三島由紀夫』はじめにより


三島由紀夫生誕百年記念の集い

執行草舟が以下の要項で、記念の集いにて登壇します。この集いにて先行して『永遠の三島由紀夫』を会場にて販売予定です。
※当日の様子はチャンネル桜にてライブ放映予定、終了後は録画公開となります。

日時:2025年1月14日(火)午後2時(午後1時半開場)
場所:星陵会館大ホール(東京都千代田区永田町2-16-2)
プログラム:司会 村松えり
「書物の河」 富岡幸一郎 文学と遍歴。死後も成長する作家
「行動の河」 執行草舟 最後の「行動」となる自決の意義、武士道という思想
「肉体の河」 佐藤秀明 スポーツ論集から見えてくるもの
「演劇の河」 村松英子・宮本亜門 三島作品の上演を通じて
※プログラムは予告なく変更されることがあります。
参加費:2,000円
※参加ご希望の方は、上記日時に直接会場にご来場の上、現地にて参加費をお支払いください。
※当日、会場が満席となりましたら、入場を制限されることもございますので、予めご了承ください。


『永遠の三島由紀夫』
『永遠の三島由紀夫』

『永遠の三島由紀夫』

2025年1月14日以降、随時発売開始予定 実業之日本社
執行草舟 著
¥2,530(税込) 450ページ
ISBN:978-4-408-65121-7

2024.11.13

12月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第32号が発行されます。

 弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第32号が12月1日に刊行されます。今回、12月10日から開催される「剣と花」展(~2025年3月22日)に合わせ、同テーマで、芸術に現われた武士道精神すなわち「剣」、またその精華の象徴としての「花」について思索します。ご好評いただいている館長インタビューでは、日本の「剣」のもつ美しさの淵源、また、「花」の象徴する生命燃焼について語ります。

 巻頭の絵画は、安田靫彦の描いた「日本武尊」を取り挙げ、その作品に隠された背景は、同号館長インタビューにて語られます。また、〈創造者たち〉のコーナーでは鎌倉より800年、刀工として伝統を守り続けた月山家を紹介します。今回、ご来館者の方のご寄稿文を掲載する〈私の眼〉コーナーでは、天根流代表。身体思想家、玄武術家の方条遼雨氏より、コレクションに秘められた執行草舟の魂を、詩的に表現した文をご寄稿頂きました。ぜひご一読ください。

 執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では、同題「剣と花」展(~05/3/22)にて、刀工月山家の月山貞利による刀剣、山岡鉄舟、安田靫彦の書画ほか、武士道的な魂、また、その生き方を「花」のごとく精華した作品を一同に展示します。ぜひお運び頂けましたら幸いに存じます。

 ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。

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▼ 第32号 目次

〈巻頭〉一点を追う     安田靫彦「日本武尊」
〈インタビュー〉語る芸術  剣と花
〈コラム〉創造者たち    月山家
〈自由企画〉いま、ここで  熱田に咲く花
〈寄稿〉私の眼       方条遼雨
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
    学芸便り
ARTIS 第32号

ARTIS 第32号

2024.11.13

2024年12月10日より「剣と花」展(~2025/3/22)が開催予定です。

≪御守刀≫ 月山貞利 作(部分)

≪御守刀≫ 月山貞利 作(部分)


 この度、「剣と花」(会期:2024年12月10日~2025年3月22日)と題し、800 年の歴史をもつ刀工月山家の月山貞利による刀剣、山岡鉄舟、安田靫彦の書画ほか、 武士道的な魂、 また、 その生き方を 「花」 のごとく精華した作品を一同に展示します。
さらに、 2025年1月14日の三島由紀夫の生誕百周年を記念し、執行草舟に直に贈られた三島の書も合わせて展覧します。 花と散った武士や国士、芸術に命を捧げた人物の魂を、執行草舟コレクションを通して感じて頂けましたら幸いです。


 ARTIS32号では展示と同題「剣と花」ということで、草舟コレクションの真髄ともなる、義を貫くための「剣」と生命燃焼の象徴となる「花」について館長インタビューで思索します。ぜひ実物を展覧会でご観覧頂くとともに、ARTIS32号もお手に取って頂けましたら幸いです。


《憂国》 三島由紀夫 書 三島由紀夫本人より執行草舟に贈られた作品

《憂国》 三島由紀夫 書 三島由紀夫本人より執行草舟に贈られた作品


会期:2024年12月10日(火)~2025年3月22日(土) 開館 平日・土曜 11:00-18:00 /日・祝休
場所:東京都千代田区麹町1-10 バイオテックビル内 執行草舟コレクション 展示室
                           戸嶋靖昌記念館
                         (要予約 03-3511-8162)

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2024.9.10

10月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第31号が発行されます。

 弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第31号が10月1日に刊行されます。今回、ベルクソン哲学の「持続する思考」を切り口に、芸術の持続性、時間性について思索します。ご好評いただいている館長インタビューでは、芸術が決して新しいものを創造する行為なのではなく、宇宙に持続する膨張エネルギーを摑むことだとして、ベルクソンの「創造的進化」について語ります。また、自由企画〈いま、ここで〉では、持続的な制作について芸術作品の創り手である北川健次氏からお話を聞いて、その行為の根底にあるものを浮き彫りにします。

 巻巻頭の絵画は、山口長男の簡素な線を繰り返す独特の作品「無題」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーでは西田幾多郎を紹介します。今回、ご来館者の方のご寄稿文を掲載する〈私の眼〉コーナーでは、イエズス会神父でありスペインの哲学者ミゲール・デ・ウナムーノ研究の第一人者ホアン・マシア氏より、昨年行なわれた駐日スペイン大使館にての執行草舟コレクション「禅と美-スペインからのまなざし-」展で展示されていた至道無難の書「閑」についての哲学的な評を寄稿いただきました。ぜひご一読ください。

 執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では、あらたに所蔵作品となった田中昇氏の洋画家を一挙公開「イタリアの響き」展(~11/30)が好評開催中です。ぜひお運び頂けましたら幸いに存じます。

 ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。

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▼ 第31号 目次

〈巻頭〉一点を追う     山口長男「無題」
〈インタビュー〉語る芸術  持続する思考
〈コラム〉創造者たち    西田幾多郎
〈自由企画〉いま、ここで  デュカスの連続する女
〈寄稿〉私の眼       ホアン・マシア
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
    学芸便り
ARTIS 第31号

ARTIS 第31号

2024.7.26

2024年9月10日より「イタリアの響き」展(~11/30)が開催予定です。

≪イタリア風景≫ 田中昇 画

≪イタリア風景≫ 田中昇 画


 この度、「イタリアの響き」(会期:2024年9月10日~2024年11月30日)と題し、新しく草舟コレクションで保存・顕彰することになった、洋画家 田中昇(1934-1982)の作品を展示します。草舟いわくダンテの『新生』を感じさせるような、哀愁おびたイタリアの風景を描き続けた田中昇。しかし田中は40代にして夭折します。この知られざる画家の作品を初めて展覧。常設にてはスペインで画業を続けた洋画家 戸嶋靖昌(1934-2006)の作品も展示します。大地から立ちのぼる響きを描いた、二人の作品を感じて頂けたら幸いです。


 ARTIS30号では展示と同題「イタリアの響き」ということで、、新たに執行草舟コレクションにて保存・顕彰することになった洋画家 田中昇の画業を中心に、土地のもつ響きをいかに描くかということを、執行草舟へのインタビューにて思索します。ぜひ実物をご観覧頂くとともに、ARTISもお手に取って頂けましたら幸いです。


《マテーラ風景》 戸嶋靖昌 画

《マテーラ風景》 戸嶋靖昌 画


会期:2024年9月10日(火)~2024年11月30日(土) 開館 平日・土曜 11:00-18:00 /日・祝休
場所:東京都千代田区麹町1-10 バイオテックビル内 執行草舟コレクション 展示室
                           戸嶋靖昌記念館
                         (要予約 03-3511-8162)

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2024.7.23

8月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第30号が発行されます。

 弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第30号が8月1日に刊行されます。今回「イタリアの響き」と題して、新たに執行草舟コレクションにて保存・顕彰することになった洋画家 田中昇の画業を中心に、土地のもつ響きをいかに描くかということを、執行草舟へのインタビューにて思索します。田中昇は深みあるイタリアの風景を中心に描いた才ある画家ですが、惜しくも40代で夭折します。

 巻頭の絵画は、田中昇の「イタリア風景」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーでは同画家 田中昇の生涯を紹介します。また、2024年9月10日(火)~11月30日(土)まで開催のARTIS第30号と同題「イタリアの響き」展にて、同画家の作品を一挙公開しますので、ぜひ合わせてお運びください。

 ご来館者の方のご寄稿文を掲載する〈私の眼〉コーナーでは、中学校三年生より執行草舟の著作を愛読する20代の太川るい氏より、文才煌めく文を寄せて頂きました。執行草舟の撮影したハッダ石仏像から悠久の響きを感じて書いて下さいました。ぜひご一読ください。

 執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では現在、「砂の時間」展(~8/31)が好評開催中です。阿部平臣氏の砂漠を描いた洋画、佐藤忠氏の近未来の金属彫刻、北川健次氏のオブジェ作品、立原青氏の砂の写真なども展示されています。ぜひお運び頂けましたら幸いに存じます。

 ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。

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▼ 第30号 目次

〈巻頭〉一点を追う     田中昇「イタリア風景」
〈インタビュー〉語る芸術  イタリアの響き
〈コラム〉創造者たち    田中昇
〈自由企画〉いま、ここで  見つめる丘
〈寄稿〉私の眼       太川るい
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
    学芸便り
ARTIS 第30号

ARTIS 第30号

2024.6.19

2024年7月20日~予定、草舟言行録Ⅲ『誠に生く』(実業之日本社刊、執行草舟著)が刊行されます!

 この度、実業之日本社より、執行草舟の新刊シリーズ草舟言行録の第三巻『誠に生く』が、2024年7月20日前後に発売開始されます。(¥2,200(税込予価) ISBN:978-4-408-65102-6、320ページ)

 草舟言行録は講演会などで著者が話した内容を纏めたもので、第三巻目は「誠に生く」と題し、日本講演新聞三十周年祝賀会、ハリウッド大学院大学主催の日本的中堅企業経営講座にて行った講演会、京都大学、大阪大学、九州大学読書サークルで行なった講話、インターネットの教養番組10mTVオピニオンの講義が収録されています。

第一篇:「日本的」の根源
第二篇:理想に生きる
第三篇:誠に生く
第四篇:ぶれない軸とは
第五篇:人間力に迫る

 の章立てで、この一冊に「誠に生く」ための、執行草舟の人生観が纏められています。

 なお、禅の言葉「独歩青天」(どっぽせいてん)『禅林句集』より)は、執行草舟が「誠に生く」ための根本姿勢として選んだものです。執行草舟いわく「誠が肉体を帯びれば、我々は天を歩くことができる」の意。

「誠とは、あらゆる人間の生命が持つ本当の「涙」である。その涙のために、人間はいかなる苦しみをも乗り越えて来たのだ。」 ――― 執行草舟『誠に生く』まえがきより

草舟言行録Ⅲ『誠に生く』
草舟言行録Ⅲ『誠に生く』

草舟言行録Ⅲ『誠に生く』

2024年7月20日前後に発売予定 実業之日本社
執行草舟 著
¥2,200(税込) 320ページ
ISBN:978-4-408-65102-6

2024.5.29

6月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第29号が発行されます。

 弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第29号が6月1日に刊行されます。今回「銀河の旅」と題して宇宙と芸術の関係についてアプローチします。芸術との相関関係における重力とは、銀河とはいかなる存在か、またそれを芸術作品に表わされるのかなど執行草舟へのインタビューにて思索します。

 巻頭の絵画は、コシノジュンコの「光と影の存在」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーでは萩原朔太郎を紹介します。今回、ご来館者の方のご寄稿文を掲載する〈私の眼〉コーナーでは、石黒弘之氏より、昨年行なわれた駐日スペイン大使館にての執行草舟コレクション「禅と美-スペインからのまなざし-」展を振り返った、煌めきある文を寄せて頂きました。ぜひご一読ください。

 執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では、「砂の時間」展(~8/31)が好評開催中です。阿部平臣氏の砂漠を描いた洋画、佐藤忠氏の近未来の金属彫刻、北川健次氏のオブジェ作品、立原青氏の砂の写真なども展示されています。ぜひお運び頂けましたら幸いに存じます。

 ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。

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▼ 第29号 目次

〈巻頭〉一点を追う     コシノジュンコ「光と影の存在」
〈インタビュー〉語る芸術  銀河への旅
〈コラム〉創造者たち    萩原朔太郎
〈自由企画〉いま、ここで  夢より来たる
〈寄稿〉私の眼       石黒弘之
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
    学芸便り
ARTIS 第29号

ARTIS 第29号

2024.4.11

2024年4月30日より、「砂の時間」展、始まります。

≪水平の風≫ 佐藤忠 制作 ©2024 Chu SATO

≪水平の風≫ 佐藤忠 制作 ©2024 Chu SATO


 この度、「砂の時間」(会期:2024年4月30日~2024年8月31日)と題し、芸術における変幻自在な時――象徴的に「砂」と表わされる――を主題として、その魅力を追った作家たちの作品を中心に展示します。目に見える形としては極小の単位に分解された「砂」。一粒に量子力学的な未来まで予感させる姿を、佐藤忠の金属彫刻、立原青の写真ほか、砂漠を描いた阿部平臣の大作品、北川健次の記憶を想起させるオブジェも含め、さまざまな作品から探ります。悠久の時間をお楽しみください。


 また、4月1日刊行のARTIS28号では展示に関連し「砂」を象徴として、あらわされる悠久の時を描こうとした作品や芸術に対する思想を取り上げ、館長 執行草舟へのインタビュー企画「語る芸術」でご紹介します。


《Black Sand》SN2016-02 黙したるもの 立原青 撮影

《Black Sand》SN2016-02 黙したるもの 立原青 撮影


会期:2024年4月30日(火)~2024年8月31日(土) 開館 平日・土曜 11:00-18:00 /日・祝休
場所:東京都千代田区麹町1-10 バイオテックビル内 執行草舟コレクション 展示室
                           戸嶋靖昌記念館
                         (要予約 03-3511-8162)

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2024.4.2

GW期間中の㈱日本生物科学、戸嶋靖昌記念館の営業日について

平素よりBIOTEC事業へのご愛顧を賜りまして、誠にありがとうございます。
5月のゴールデンウィーク期間中の㈱日本生物科学の営業日ならびに執行草舟コレクション/戸嶋靖昌記念館の開館日に関し、お知らせさせて頂きます。

GW期間中の㈱日本生物科学、戸嶋靖昌記念館の営業日について

5月3日(金)、4日(土)の祝日は、通常通りの営業・開館となります。
代わりに5月10日(金)、11日(土)を振替休日とさせて頂きますので、ご確認頂けますようお願いいたします。

2024.3.14

4月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第28号が発行されます。

 弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第28号が4月1日に刊行されます。今回は新しく執行草舟コレクションとなった佐藤忠氏の金属彫刻を初めとし、「砂の時間」と題して「砂」を象徴としてあらわされる悠久の時を描こうとした作品や芸術に対する思想を取り上げ、館長 執行草舟へのインタビュー企画「語る芸術」でご紹介します。

 巻頭の絵画は、佐藤忠氏の「金色の雨」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーではジョルジュ・ブラックを紹介します。今回、國學院大學でニーチェを研究し、現在執筆活動を続ける望月鈴子氏が、立原青による《Interlude of light》-砂を映した幻影的な写真-へ捧げた詩をご寄稿くださいました。「新しい神話」の生まれる胎動を感じる美しい詩を、ぜひ味わってみて下さい。

 執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では、「うつしの美学」展が~4/20(土)まで、4/30(火)より「砂の時間」展(~8/31)と題し、ARTISと同題の展覧会を開催予定です。佐藤忠氏の近未来の金属彫刻、立原青氏の砂の写真、阿部平臣氏の砂漠を描いた洋画なども展示されます。ぜひ現在の展示と、次の展示も引き続きお運び頂けましたら幸いに存じます。

 ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。

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▼ 第28号 目次

〈巻頭〉一点を追う     佐藤忠「金色の雨」
〈インタビュー〉語る芸術  砂の時間
〈コラム〉創造者たち    ジョルジュ・ブラック
〈自由企画〉いま、ここで  パリ、曼陀羅より
〈寄稿〉私の眼       望月鈴子
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
    学芸便り
ARTIS 第28号

ARTIS 第28号

2024.1.26

2月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第27号が発行されます。

 弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第27号が2月1日に刊行されます。館長 執行草舟へのインタビュー企画「語る芸術」では、「うつしの美学」というテーマを思索します。芸術の原初的行為である「うつす」。アルタミラの洞窟壁画から始まり、目の前にある「何ものか」をうつすことで、大いなる謎を捉えようと創造者たちが戦うのです。その作品が謎を湛えるほど、芸術作品は他者のいのちに生き続けるとも言えましょう。

 巻頭の絵画は、安田靫彦の描いた「手ならひ」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーでは保田與重郎を紹介します。今回、事業家であり東京大学でカントを研究した小林大佑氏が、戸嶋靖昌の《かたむいた赤い土地―La tierra roja inclinada》へ捧げる詩をご寄稿くださいました。真の作品との対話から生まれた詩を、ぜひ味わってみて下さい。

 執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では、同時期、「うつしの美学-実相を見る」展(2/6~4/20)とARTISと同題で展覧会を開催します。ぜひ、合わせてお運びください。

 ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。

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▼ 第27号 目次

〈巻頭〉一点を追う     安田靫彦「手ならひ」
〈インタビュー〉語る芸術  うつしの美学
〈コラム〉創造者たち    保田與重郎
〈自由企画〉いま、ここで  写真考
〈寄稿〉私の眼       小林大佑
〈連載〉戸嶋靖昌からの手紙
    学芸便り
ARTIS 第27号

ARTIS 第27号

2024.1.26

2024年2月6日より、「うつしの美学―実相を見る」展が始まります。

「〈卓上静物〉〈婦人像〉林武 画

〈卓上静物〉〈婦人像〉林武 画


 この度、「うつしの美学-実相を見る」(会期:2024年2月6日~2024年4月20日)と題し、芸術の根本ともいえる「うつす」とは何か。また、「うつす」ときに見つめる「実相」-奥に隠された真実の姿-とは。さまざまな作品を通じ「実相」へのアプローチがいかに為されるのか、本展覧会にて探ります。林武、広瀬功、戸嶋靖昌、石田淳一らの世界観あらわれる絵画を初め、安田靫彦のスケッチ、本画から、熊川渓雲の木彫まで、幅広い作品展示をお楽しみください。


 また、2月1日刊行予定のARTIS27号では展示に関連した同テーマで思索します。「うつす」という原初的な行為が、芸術の根源となったことを、執行草舟へのインタビューや自由企画などからアプローチします。


〈椿〉安田靫彦 画

〈椿〉安田靫彦 画


会期:2024年2月6日(火)~2024年4月20日(土) 開館 平日・土曜 11:00-18:00 /日・祝休
場所:東京都千代田区麹町1-10 バイオテックビル内 執行草舟コレクション 展示室
                           戸嶋靖昌記念館
                         (要予約 03-3511-8162)

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