2024.9.10
10月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第31号が発行されます。
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第31号が10月1日に刊行されます。今回、ベルクソン哲学の「持続する思考」を切り口に、芸術の持続性、時間性について思索します。ご好評いただいている館長インタビューでは、芸術が決して新しいものを創造する行為なのではなく、宇宙に持続する膨張エネルギーを摑むことだとして、ベルクソンの「創造的進化」について語ります。また、自由企画〈いま、ここで〉では、持続的な制作について芸術作品の創り手である北川健次氏からお話を聞いて、その行為の根底にあるものを浮き彫りにします。
巻巻頭の絵画は、山口長男の簡素な線を繰り返す独特の作品「無題」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーでは西田幾多郎を紹介します。今回、ご来館者の方のご寄稿文を掲載する〈私の眼〉コーナーでは、イエズス会神父でありスペインの哲学者ミゲール・デ・ウナムーノ研究の第一人者ホアン・マシア氏より、昨年行なわれた駐日スペイン大使館にての執行草舟コレクション「禅と美-スペインからのまなざし-」展で展示されていた至道無難の書「閑」についての哲学的な評を寄稿いただきました。ぜひご一読ください。
執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では、あらたに所蔵作品となった田中昇氏の洋画家を一挙公開「イタリアの響き」展(~11/30)が好評開催中です。ぜひお運び頂けましたら幸いに存じます。
ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。
ARTIS 第31号
2024.7.26
2024年9月10日より「イタリアの響き」展(~11/30)が開催予定です。
≪イタリア風景≫ 田中昇 画
この度、「イタリアの響き」(会期:2024年9月10日~2024年11月30日)と題し、新しく草舟コレクションで保存・顕彰することになった、洋画家 田中昇(1934-1982)の作品を展示します。草舟いわくダンテの『新生』を感じさせるような、哀愁おびたイタリアの風景を描き続けた田中昇。しかし田中は40代にして夭折します。この知られざる画家の作品を初めて展覧。常設にてはスペインで画業を続けた洋画家 戸嶋靖昌(1934-2006)の作品も展示します。大地から立ちのぼる響きを描いた、二人の作品を感じて頂けたら幸いです。
ARTIS30号では展示と同題「イタリアの響き」ということで、、新たに執行草舟コレクションにて保存・顕彰することになった洋画家 田中昇の画業を中心に、土地のもつ響きをいかに描くかということを、執行草舟へのインタビューにて思索します。ぜひ実物をご観覧頂くとともに、ARTISもお手に取って頂けましたら幸いです。
《マテーラ風景》 戸嶋靖昌 画
会期:2024年9月10日(火)~2024年11月30日(土) 開館 平日・土曜 11:00-18:00 /日・祝休
場所:東京都千代田区麹町1-10 バイオテックビル内 執行草舟コレクション 展示室
戸嶋靖昌記念館
(要予約 03-3511-8162)
⇒ 地図はこちら
2024.7.23
8月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第30号が発行されます。
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第30号が8月1日に刊行されます。今回「イタリアの響き」と題して、新たに執行草舟コレクションにて保存・顕彰することになった洋画家 田中昇の画業を中心に、土地のもつ響きをいかに描くかということを、執行草舟へのインタビューにて思索します。田中昇は深みあるイタリアの風景を中心に描いた才ある画家ですが、惜しくも40代で夭折します。
巻頭の絵画は、田中昇の「イタリア風景」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーでは同画家 田中昇の生涯を紹介します。また、2024年9月10日(火)~11月30日(土)まで開催のARTIS第30号と同題「イタリアの響き」展にて、同画家の作品を一挙公開しますので、ぜひ合わせてお運びください。
ご来館者の方のご寄稿文を掲載する〈私の眼〉コーナーでは、中学校三年生より執行草舟の著作を愛読する20代の太川るい氏より、文才煌めく文を寄せて頂きました。執行草舟の撮影したハッダ石仏像から悠久の響きを感じて書いて下さいました。ぜひご一読ください。
執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では現在、「砂の時間」展(~8/31)が好評開催中です。阿部平臣氏の砂漠を描いた洋画、佐藤忠氏の近未来の金属彫刻、北川健次氏のオブジェ作品、立原青氏の砂の写真なども展示されています。ぜひお運び頂けましたら幸いに存じます。
ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。
ARTIS 第30号
2024.6.19
2024年7月20日~予定、草舟言行録Ⅲ『誠に生く』(実業之日本社刊、執行草舟著)が刊行されます!
この度、実業之日本社より、執行草舟の新刊シリーズ草舟言行録の第三巻『誠に生く』が、2024年7月20日前後に発売開始されます。(¥2,200(税込予価) ISBN:978-4-408-65102-6、320ページ)
草舟言行録は講演会などで著者が話した内容を纏めたもので、第三巻目は「誠に生く」と題し、日本講演新聞三十周年祝賀会、ハリウッド大学院大学主催の日本的中堅企業経営講座にて行った講演会、京都大学、大阪大学、九州大学読書サークルで行なった講話、インターネットの教養番組10mTVオピニオンの講義が収録されています。
第一篇:「日本的」の根源
第二篇:理想に生きる
第三篇:誠に生く
第四篇:ぶれない軸とは
第五篇:人間力に迫る
の章立てで、この一冊に「誠に生く」ための、執行草舟の人生観が纏められています。
なお、禅の言葉「独歩青天」(どっぽせいてん)『禅林句集』より)は、執行草舟が「誠に生く」ための根本姿勢として選んだものです。執行草舟いわく「誠が肉体を帯びれば、我々は天を歩くことができる」の意。
「誠とは、あらゆる人間の生命が持つ本当の「涙」である。その涙のために、人間はいかなる苦しみをも乗り越えて来たのだ。」 ――― 執行草舟『誠に生く』まえがきより
草舟言行録Ⅲ『誠に生く』
2024年7月20日前後に発売予定 実業之日本社
執行草舟 著
¥2,200(税込) 320ページ
ISBN:978-4-408-65102-6
2024.5.29
6月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第29号が発行されます。
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第29号が6月1日に刊行されます。今回「銀河の旅」と題して宇宙と芸術の関係についてアプローチします。芸術との相関関係における重力とは、銀河とはいかなる存在か、またそれを芸術作品に表わされるのかなど執行草舟へのインタビューにて思索します。
巻頭の絵画は、コシノジュンコの「光と影の存在」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーでは萩原朔太郎を紹介します。今回、ご来館者の方のご寄稿文を掲載する〈私の眼〉コーナーでは、石黒弘之氏より、昨年行なわれた駐日スペイン大使館にての執行草舟コレクション「禅と美-スペインからのまなざし-」展を振り返った、煌めきある文を寄せて頂きました。ぜひご一読ください。
執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では、「砂の時間」展(~8/31)が好評開催中です。阿部平臣氏の砂漠を描いた洋画、佐藤忠氏の近未来の金属彫刻、北川健次氏のオブジェ作品、立原青氏の砂の写真なども展示されています。ぜひお運び頂けましたら幸いに存じます。
ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。
ARTIS 第29号
2024.4.11
2024年4月30日より、「砂の時間」展、始まります。
≪水平の風≫ 佐藤忠 制作 ©2024 Chu SATO
この度、「砂の時間」(会期:2024年4月30日~2024年8月31日)と題し、芸術における変幻自在な時――象徴的に「砂」と表わされる――を主題として、その魅力を追った作家たちの作品を中心に展示します。目に見える形としては極小の単位に分解された「砂」。一粒に量子力学的な未来まで予感させる姿を、佐藤忠の金属彫刻、立原青の写真ほか、砂漠を描いた阿部平臣の大作品、北川健次の記憶を想起させるオブジェも含め、さまざまな作品から探ります。悠久の時間をお楽しみください。
また、4月1日刊行のARTIS28号では展示に関連し「砂」を象徴として、あらわされる悠久の時を描こうとした作品や芸術に対する思想を取り上げ、館長 執行草舟へのインタビュー企画「語る芸術」でご紹介します。
《Black Sand》SN2016-02 黙したるもの 立原青 撮影
会期:2024年4月30日(火)~2024年8月31日(土) 開館 平日・土曜 11:00-18:00 /日・祝休
場所:東京都千代田区麹町1-10 バイオテックビル内 執行草舟コレクション 展示室
戸嶋靖昌記念館
(要予約 03-3511-8162)
⇒ 地図はこちら
2024.4.2
GW期間中の㈱日本生物科学、戸嶋靖昌記念館の営業日について
平素よりBIOTEC事業へのご愛顧を賜りまして、誠にありがとうございます。
5月のゴールデンウィーク期間中の㈱日本生物科学の営業日ならびに執行草舟コレクション/戸嶋靖昌記念館の開館日に関し、お知らせさせて頂きます。
5月3日(金)、4日(土)の祝日は、通常通りの営業・開館となります。
代わりに5月10日(金)、11日(土)を振替休日とさせて頂きますので、ご確認頂けますようお願いいたします。
2024.3.14
4月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第28号が発行されます。
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第28号が4月1日に刊行されます。今回は新しく執行草舟コレクションとなった佐藤忠氏の金属彫刻を初めとし、「砂の時間」と題して「砂」を象徴としてあらわされる悠久の時を描こうとした作品や芸術に対する思想を取り上げ、館長 執行草舟へのインタビュー企画「語る芸術」でご紹介します。
巻頭の絵画は、佐藤忠氏の「金色の雨」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーではジョルジュ・ブラックを紹介します。今回、國學院大學でニーチェを研究し、現在執筆活動を続ける望月鈴子氏が、立原青による《Interlude of light》-砂を映した幻影的な写真-へ捧げた詩をご寄稿くださいました。「新しい神話」の生まれる胎動を感じる美しい詩を、ぜひ味わってみて下さい。
執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では、「うつしの美学」展が~4/20(土)まで、4/30(火)より「砂の時間」展(~8/31)と題し、ARTISと同題の展覧会を開催予定です。佐藤忠氏の近未来の金属彫刻、立原青氏の砂の写真、阿部平臣氏の砂漠を描いた洋画なども展示されます。ぜひ現在の展示と、次の展示も引き続きお運び頂けましたら幸いに存じます。
ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。
ARTIS 第28号
2024.1.26
2月1日、文化・芸術に関する定期刊行冊子「ARTIS」(隔月号)第27号が発行されます。
弊館のコレクションを様々な切り口で紹介し、皆さまにご好評いただいている「ARTIS」(ラテン語で芸術の意)の第27号が2月1日に刊行されます。館長 執行草舟へのインタビュー企画「語る芸術」では、「うつしの美学」というテーマを思索します。芸術の原初的行為である「うつす」。アルタミラの洞窟壁画から始まり、目の前にある「何ものか」をうつすことで、大いなる謎を捉えようと創造者たちが戦うのです。その作品が謎を湛えるほど、芸術作品は他者のいのちに生き続けるとも言えましょう。
巻頭の絵画は、安田靫彦の描いた「手ならひ」を取り挙げ、〈創造者たち〉のコーナーでは保田與重郎を紹介します。今回、事業家であり東京大学でカントを研究した小林大佑氏が、戸嶋靖昌の《かたむいた赤い土地―La tierra roja inclinada》へ捧げる詩をご寄稿くださいました。真の作品との対話から生まれた詩を、ぜひ味わってみて下さい。
執行草舟コレクション展示室/戸嶋靖昌記念館では、同時期、「うつしの美学-実相を見る」展(2/6~4/20)とARTISと同題で展覧会を開催します。ぜひ、合わせてお運びください。
ご興味のあられる方は、無料で配布しておりますので戸嶋靖昌記念館(直通番号:03-3511-8162)までご連絡下さい。
ARTIS 第27号
2024.1.26
2024年2月6日より、「うつしの美学―実相を見る」展が始まります。
〈卓上静物〉〈婦人像〉林武 画
この度、「うつしの美学-実相を見る」(会期:2024年2月6日~2024年4月20日)と題し、芸術の根本ともいえる「うつす」とは何か。また、「うつす」ときに見つめる「実相」-奥に隠された真実の姿-とは。さまざまな作品を通じ「実相」へのアプローチがいかに為されるのか、本展覧会にて探ります。林武、広瀬功、戸嶋靖昌、石田淳一らの世界観あらわれる絵画を初め、安田靫彦のスケッチ、本画から、熊川渓雲の木彫まで、幅広い作品展示をお楽しみください。
また、2月1日刊行予定のARTIS27号では展示に関連した同テーマで思索します。「うつす」という原初的な行為が、芸術の根源となったことを、執行草舟へのインタビューや自由企画などからアプローチします。
〈椿〉安田靫彦 画
会期:2024年2月6日(火)~2024年4月20日(土) 開館 平日・土曜 11:00-18:00 /日・祝休
場所:東京都千代田区麹町1-10 バイオテックビル内 執行草舟コレクション 展示室
戸嶋靖昌記念館
(要予約 03-3511-8162)
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